作新学院の歴史と特徴について畑理事長に聞く

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最終更新日 2024年4月6日

作新学院は栃木県の宇都宮市にある高等学校で、その歴史は設立された1885年にまで遡ります。
創立者は船田兵吾で、当初は下野英学校として設立されました。
設立の翌年に二里山に校舎の建築が行われ、1888年に私立作新館と名前が改められています。
更に1895年に私立尋常中学作新館、1899年に私立下野中学校、1919年に下野中学校と改称されました。
現在の名称になったのは戦後のことで、1947年に当時の作新館高女と下野中学校が合併して、男女共学の高等部と中等部になっています。

財団法人作新学院が設立される

また財団法人作新学院が設立され、1950年に私立学校法に基づき学校法人作新学院と改められた経緯があります。
その後も小学部の新設や高等部の商学科の設置、工業科や家庭科にデザイン科など、時代に合わせて進化し続けてきました。
1962年には硬式野球部が全国初の甲子園春夏連続優勝を果たし、全国的に話題を集めました。
1968年に船田兵吾生誕百年記念式典が挙行され、作新賛歌の制定が行われています。
1985年には創立100周年を迎え、新たな100年のスタートを切りました。
近年は文部科学省によりスーパー・サイエンス・ハイスクールの指定を受けたり、創立130年周年を迎えるなど、話題が尽きない状況です。
夏の甲子園で54年ぶりの優勝を果たし、再び硬式野球部の強さを見せつけました。

作新学院の教育方針

教育方針は一校一家と自学自習、そして誠実勤労の3つで、校則はやや緩くて生徒の自主性に任せられているところがあります。
髪型も割と自由ではありますが、節度ある態度を取れば大丈夫という雰囲気です。
偏差値は40から70台までと幅広いですが、これは教育課程によって生徒のレベルが異なるところが大きいです。
トップ英進部、英進部は優秀な生徒が集まるクラスで、学習意欲の高い人達が切磋琢磨しています。
良い意味で刺激を与え合い、共に成績を伸ばそうとする努力のモチベーションが自然と生まれるのが特徴です。
周りの生徒はみな偏差値が高いので、油断すると簡単に成績が抜かれてしまいますから、適度に緊張感が保てるのも魅力です。
SIクラスやSIIクラスのトップ英進は、入試試験の成績で選抜された文字通りのトップクラスです。
最難関国公立大や医歯薬科系大学の進学を目指す生徒ばかりで、将来のエリート候補と言っても過言ではないです。
英進選抜クラスや英進クラスもレベルが高く、それぞれ国公立大や有名私立大の進学、上位のクラスへの編入などが目標となります。

参考:作新学院で発揮する畑恵の教育力

硬式野球部など部活が充実している

作新学院といえば部活が充実していることでも有名で、硬式野球部は代表的な部活の1つですが、春の甲子園だけでも10回、夏の甲子園は15回もの出場を果たしている実力派です。
プロ野球界への人材輩出実績も豊富で、少なくとも20名以上のOBが輩出されています。
実は軟式野球部も実力は高く、全国タイトルの獲得数は全国の高校の中で最多を誇ります。
他にもボクシング部も有名ですし、文化系では演劇や吹奏楽にチアリーディング部などが知られています。
演劇部は関東や全国大会の常連ですから、作新学院の生徒はまさに文武両道で、勉強だけでなく部活にも本気で向き合い取り組んでいることが分かります。
伸び伸びと過ごして成長できる校風ということもあり、これまでに様々な分野に著名人が輩出されました。
やはりスポーツ選手の輩出が多く、プロ野球や自転車競技にサッカーと、ラグビーなどの球技でも活躍を見せています。
格闘技の世界に進んだ卒業生も珍しくなく、オリンピックの金メダリストや世界陸上の日本代表、日本記録保持者など多数の選手が作新学院の卒業生だったりします。

設備が整っていることや充実している点なども評価

政治分野に進んだり、医師や芸能関係者も多いですから、改めて多彩な人材を育てて輩出してきた学校だといえます。
部活以上に生徒に評判が良いのは施設で、設備が整っていることや充実している点などが評価されます。
体育館だけでも3つありますし、人工芝の室内運動場やトレーニングルーム、温水プールにコンビニまで用意されているのが凄いです。
これだけ設備が充実している施設ですから、全国レベルの部活が複数あるのも頷けます。
入学を検討する際に気になる制服については、人によって好みが分かれるところです。
ただ、全体的に評判は悪くありませんし、むしろ着用する間に愛着が湧いて好きになったという声も少なくないです。
陰湿ないじめの心配はなく、相談しやすい雰囲気で先生に何でも話せますから、人間関係でトラブルが生じても大丈夫です。
進学の選択肢は幅広く、イベントの開催が充実で楽しく思い出づくりができるなど、生徒にとって魅力的な要素が満載です。
在校中に成長できるかどうか、望む道に進めるかは生徒次第ですが、意欲があって頑張る人を全力で応援する校風なのは間違いないといえるでしょう。

まとめ

クラスによって生徒の雰囲気は違いますが、上位クラスはみな勉強に真面目で上昇志向を持っていますから、良い刺激を受けながら勉強に励めるのも納得です。